パンダの名前の由来はネパール語?意外な語源や真実を4つのポイントで解説!

動物園の人気者といえば、やっぱりパンダですよね。
コロコロとした愛らしい白黒の姿や、のんびりと笹を食べる様子に、私たちもすっかり癒されてしまいます。休日にご家族やお友達と一緒に、パンダさんを見に行く計画を立てるだけでもワクワクしてきますよね。
でも、そんな身近で大好きな動物について、ふと「パンダって、どうしてパンダっていう名前なんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
もしかしたら、お子さんに「どうしてパンダなの?」と聞かれて、答えに困ってしまった……なんていう親御さんもいらっしゃるかもしれませんね。

実は、この「パンダ」という名前には、私たちが普段あまり耳にすることのない不思議な歴史や、あっと驚くような秘密が隠されているんです。
ずっと信じられてきた有名な語源が、最新の研究ではちょっと違った見方をされていたり、私たちが思い浮かべる「パンダ」の姿が、昔のヨーロッパの人たちが見ていたものとは全然違っていたり……。
知れば知るほど、まるでミステリー小説を読んでいるような面白さがあるんですよ。

この記事では、そんな気になる名前のルーツについて、最新の調査結果などを交えながら、やさしくわかりやすくお話ししていきますね。
最後まで読んでいただければ、次に動物園へ行くのがもっともっと楽しみになるはずですよ。
ぜひ、温かいお茶でも飲みながら、一緒にパンダさんの秘密を紐解いていきましょう。

ズバリ!パンダの名前の由来は「実ははっきりと分かっていない」んです

気になるお名前のルーツについて、さっそくお伝えしますね。
「パンダの語源は、ネパール語で『竹を食べるもの』という意味だよ」というお話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
テレビのクイズ番組や動物図鑑などでも、よくそのように紹介されていますよね。
でも、実は現在の専門的な研究をたどっていくと、「その説には決定的な根拠がなく、本当の由来は不明」とする見方が有力とされているんです。

これって、ちょっとびっくりしてしまいますよね。
長年みんなが「そうなんだ!」と信じてきた定説が、実は確かな証拠のないものだったなんて、不思議な気持ちになるかもしれません。
私たちも「えっ、あんなにもっともらしいお話だったのに!」と驚いてしまいますよね。
でも、だからといってガッカリしないでくださいね。
由来が謎に包まれているからこそ、そこには「どうしてそんな説が広まったんだろう?」という歴史のロマンが隠されているんです。
はっきりと分かっていないからこそ、いろいろな想像が膨らんで、より魅力的に感じられると思いませんか?

どうして由来が不明なの?「竹を食べるもの」説の真相

では、どうして「ネパール語由来説」が根拠のないものとされているのでしょうか。
ここからは、歴史の記録を少しだけさかのぼりながら、その真相を探っていきたいと思います。
昔の学者さんたちがどんなふうに記録を残していたのか、ちょっと覗いてみましょう。

よく聞く「ネパール語由来説」とは?

まずは、一番有名な「ネパール語で竹を食べるもの」という説についておさらいしておきますね。
多くの一般向けの解説書や辞書、観光系のサイトなどでは、今でも「『パンダ』はネパール語の『nigalya ponya(ニガリャ・ポンヤ)』に由来する」と説明されていることが多いんです。
この言葉は、ヒマラヤの現地語を組み合わせたものだと言われています。
具体的には、「nigalya」が竹を意味し、「ponya」が手のふくらみ(母指球)や爪を意味する「ponja」という言葉からきている、といった詳しい解説がされることもあるんですね。
これを合わせて「竹を食べるもの」という意味になった、というわけです。

たしかに、パンダさんといえば竹や笹を美味しそうにむしゃむしゃ食べる姿が印象的ですよね。
だからこそ、この「竹を食べるもの」という言葉の響きは、私たちのイメージにぴったりと合っていて、とても説得力があるように感じられます。
ヒマラヤ地方の人々が、現地に住む動物を愛情を込めてそう呼んでいた……と想像すると、なんだか心が温かくなりますよね。
このもっともらしいお話が、長年にわたって「定番の説」として親しまれてきたのも、すごく納得できる気がします。

一次資料に「命名の理由」が書かれていない!?

ところが、専門家の方々が古い学術的な資料(一次資料)を丁寧にたどってみると、意外な事実が浮かび上がってきたんです。
時間を1825年のヨーロッパに戻してみましょう。
この年、フレデリック・キュヴィエというフランスの学者が、新しい動物を「PANDA」として学会に発表しました。
これが、西洋の世界に「パンダ」という名前が登場した最初の瞬間だったんですね。

キュヴィエさんは、この動物にラテン語で「Ailurus fulgens(輝く猫)」というかっこいい学名もつけました。
論文には「どうしてこの学名にしたのか」という理由はしっかりと書かれていたそうです。
しかし、肝心の「なぜPANDAという名前(英名)をつけたのか」については、論文のどこにも書かれていなかったと言われています。
これって、とっても不思議ですよね。
一番大切な名前の理由を書き忘れてしまったのか、あるいは当時としては書かなくてもわかる当たり前のことだったのか……。
いずれにしても、名付け親自身が理由を残していないため、「本当の語源は誰にもわからない」というのが、現在のもっとも誠実な見方とされているんですね。

近年の研究で見えてきた新しい事実

さらに、当時の記録を調べていくと、もっと面白いことがわかってきました。
19世紀の博物学者にホジソンさんという方がいて、ヒマラヤ地域で現地の人が動物をどう呼んでいるかを調べたそうです。
その際、たしかに「Nigálya-Pónya(竹を食べるもの)」という呼び名があることは報告してくれたのですが、同時に「現地の人から『PANDA』という名前で呼ばれているのを聞いたことがない」とも書き残しているそうなんです。
現地にない言葉を、ヨーロッパの学者がどうやって知ったのか、謎は深まるばかりですよね。

そして時代が進み、1894年に出版された博物誌には、すでに「PANDAの由来はよく分からないけれど、『niyalya-ponga』が変化した可能性がある」というように、あくまで「推測」として書かれていたとみられています。
つまり、昔の誰かが「もしかしたら、この現地の言葉が訛ってパンダになったのかも?」と想像したことが、長い時間をかけて伝わるうちに、いつの間にか「これが絶対の正解だ!」という定説になってしまった……と考えられているんですね。
近年の詳しい検証によって、こうした「もっともらしいけれど根拠が薄い」という歴史の過程が明らかになってきたのは、本当に興味深い発見ですよね。

パンダという名前にまつわる3つの意外な歴史

名前の語源が謎に包まれているだけでも驚きですが、実は「パンダ」という呼び名そのものにも、波乱万丈なドラマがあるんです。
私たちがよく知っている白黒のパンダさんのイメージが、ひっくり返ってしまうかもしれませんよ。
ここでは、パンダという名前にまつわる3つの意外なエピソードをご紹介しますね。

1. 最初は「レッサーパンダ」のことだった!

まず一番お伝えしたい驚きの事実があります。
それは、「パンダ」という名前は、もともと赤茶色でしっぽがふさふさの「レッサーパンダ」につけられたものだったということです。
白黒の大きなジャイアントパンダさんではないんですよ!

先ほどお話しした1825年にヨーロッパで新種として紹介された動物は、実はレッサーパンダのことだったんです。
その当時は、「レッサー」なんて言葉はついておらず、彼らこそが単に「パンダ(PANDA)」と呼ばれていたんですね。
つまり、今私たちが動物園で「レッサーパンダかわいいね!」と呼んでいるあの子が、歴史的に見れば正真正銘の「元祖パンダ」だったんです。
そう考えると、レッサーパンダさんを見る目がちょっと変わってきませんか?
「キミが初代パンダだったんだね!」と、なんだか敬意を払いたくなってしまいますよね。

2. ジャイアントパンダの発見で呼び方が変わった?

元祖パンダ(現在のレッサーパンダ)がヨーロッパで知られるようになってからしばらく後、中国の奥地で新たな動物が発見されました。
それが、白黒模様でおなじみの大きな動物だったんです。
この動物を研究してみると、竹を主食にするという食生活や、手にある「第六の指」のように見える骨の出っ張りなど、元祖のパンダととってもよく似た特徴を持っていることがわかりました。
ちなみに、この白黒の動物につけられた学名(Ailuropoda melanoleuca)は、「パンダ(レッサー)のような足をした黒白の動物」という意味なんだそうです。
最初はあくまで「レッサーパンダに似ている大きな仲間」という扱いだったんですね。

そこで、後から見つかった大きな方を「ジャイアントパンダ(大きい方のパンダ)」と呼ぶようになりました。
ところが、この白黒で愛嬌たっぷりのジャイアントパンダさんが、あっという間に世界中で大人気になってしまったんです。
ぬいぐるみのようなルックスに、みんなが夢中になったんですね。
その結果、世間では「パンダといえば白黒のジャイアントパンダ!」というイメージがすっかり定着してしまいました。
そして、元祖だったはずの最初のパンダは、後から来た人気者と区別するために、「lesser(小さい方の) panda」と呼ばれるようになり、現在の「レッサーパンダ」という名前になってしまったと言われています。
主役の座を奪われてしまったような、ちょっと切ないような気もしますが、どちらも違う魅力があって可愛いことには変わりありませんよね。

3. 日本の辞書でも意味が変わってきているんです

このような歴史の移り変わりは、私たちが普段使っている日本語にも大きな影響を与えています。
実は、日本の辞書に載っている「パンダ」の定義も、時代とともに少しずつ変化してきているそうなんです。

戦後の日本では、動物図鑑などで「レッサーパンダ=パンダ」「ジャイアントパンダ=イロワケグマ(またはオオパンダ)」と表記されていた時期もあったと回想されています。
昔の日本の子供たちは、赤茶色の子を見て「パンダだ!」と言っていたかもしれないんですね。
そして、1972年2月の朝日新聞の「天声人語」という有名なコラムや、女優の黒柳徹子さんなどの熱心な発信がきっかけとなり、日本中に「パンダ=ネパール語で竹を食べるもの」という定説が一気に広まったとする分析もあるんです。
特に1972年に上野動物園にランランとカンカンというジャイアントパンダが来日してからは、空前のパンダブームが巻き起こり、「パンダ=白黒の動物」というイメージが完全に定着しましたよね。

しかし近年の新しい辞書を見てみると、ただ「白黒の動物」とするだけでなく、「かつて近縁と考えられたジャイアントパンダとレッサーパンダの総称。普通はジャイアントパンダを指す」といったように、歴史的な背景をふまえた、より正確な説明に変わってきているんです。
言葉の意味って、人々の認識や新しい研究によって、生き物のように変化していくんですね。
辞書の説明一つをとっても、なんだか奥深いドラマを感じてしまいます。

パンダの名前の由来についてのまとめ

ここまで、パンダというお名前の秘密について、いろいろな角度から一緒に見てきました。
いかがでしたでしょうか?新しい発見はありましたか?
頭の中を整理するために、この記事の重要なポイントをまとめておきますね。

  • 一般的には、ネパール語で「竹を食べるもの」が語源と紹介されることが多いです。
  • しかし、名付け親の記録に理由が書かれておらず、現在では「本当の由来は不明」とする見方が有力とされています。
  • 「パンダ」という名前は、最初は白黒のジャイアントパンダではなく、赤茶色のレッサーパンダにつけられたものでした。
  • 後から見つかったジャイアントパンダが大人気になり、「パンダ」という呼び名を譲るような形で、元祖は「レッサー(小さい方)」と呼ばれるようになりました。

ずっと信じられてきた語源が実は謎のままだったり、途中で主役が入れ替わるような歴史があったりと、私たちが知っているようで知らなかった驚きがたくさん詰まっていましたね。
当たり前のように呼んでいる名前の裏に、こんなにも豊かなストーリーがあったなんて、本当に素敵なことだと思いませんか?

動物園でパンダを見るのがもっと楽しくなりますよ!

パンダの名前の本当の由来が「はっきりとは分かっていない」というのは、なんだかミステリアスで、逆に魅力的に感じられますよね。
次に動物園へお出かけして、のんびり笹を食べるジャイアントパンダさんや、木の上を身軽に歩くレッサーパンダさんに会うときは、ぜひ今日の歴史のお話を思い出してみてください。
「キミたちの名前には、世界中の学者さんたちも悩ませるような、不思議なドラマがあったんだね」と、心の中でそっと声をかけたくなるかもしれませんよ。

また、ご家族やお友達と一緒に動物園を歩きながら、「パンダの名前の由来って知ってる?実はね…」と、ちょっとしたクイズを出してみるのも楽しいかもしれませんね。
「えっ、白黒の方じゃなくて、最初はレッサーパンダのことだったの!?」なんて、きっと会話が弾んで、みんなが笑顔になる素敵な時間になるはずです。
知識が一つ増えるだけで、いつもの動物園の景色がもっと色鮮やかで楽しいものに変わっていきますよね。

これからも、愛らしくてマイペースなパンダさんたちに、たくさん癒されてくださいね。
最後までこの記事をお読みいただき、本当にありがとうございました。
あなたの日常に、ほんの少しのワクワクと楽しい話題をお届けできていたら、とても嬉しいです。